デンタルクリニックK院長齊藤は、
東京新聞TODAYの「すこやか生活情報」に隔月でコラムを連載しています
歯周病は歯を支える組織(歯肉、歯槽骨など)に炎症を生じ、歯肉の腫れや出血などを引き起こす疾患です。この歯周病のかかり易さや症状の進行には女性ホルモンが大きく影響を与えていると考えられています。
女性のライフステージにおいて、妊娠や更年期という女性ホルモンのバランスが変化する時期があります。妊娠時には、増加したエストロゲン(女性ホルモン)のために、粘膜などにいる普段は無害な細菌が大量に増加して歯肉に炎症を起こすことがあります。また、更年期ではホルモン分泌が不安定になり、歯周病が悪化しやすい時期でもあります。体の不調を経験するこの時期に歯肉が腫れ、歯を失うようなことになると、ますます辛いものになってしまいます。
普段から歯科医院で定期健診を受け、日々の歯磨きをしっかりしていれば、無用なトラブルを経験しないで済ませることができます。
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皆さんはホワイトニングと聞いてどのような印象をお持ちでしょうか?どの様にするのか、歯質が弱くなるのでは、白くなるまで長期間必要なのでは、料金が高額なのでは、本当に白くなるのか、医院にはこの様なご質問が毎日多数寄せられます。
ホワイトニングにはご自宅でご自身でおこなってもらうものと、医院でおこなうものがあります。両者を併用する場合もありますが当院で主に採用している方法は来院してもらい歯面にホワイトニングジェルを塗布し、特殊な光を当てるだけ。所要時間は約一時間。明らかな色の変化を確認していただけると思います。歯の表面に付着している黄ばみ物質にのみ作用するもので歯質に影響を与えることはほとんどありません。白さの密着をはかるため、最低2回のホワイトニングをお勧めします。料金は2回セットで2万8千円(通常はこの段階で終了です)。その後はご希望により1回1万5千円で。2回セットも約半年に1回行うことにより更なる白さの定着をはかることが出来ます。
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歯科医院で行われる治療の大部分は傷んでしまった部分を取り除き、その部分を補修するという内容がほとんどです。しかし残念ながらご自身の歯に勝る補修物は存在しません。どんなに精度の高い治療でも、どんなに高い治療でも持って生まれた体の組織には勝てないのです。そして、その治療した補修物は一生モノということは一切無く、日々消耗し、とりかえの時期が訪れます。その時期を見過ごしてしまうとさらに大きな治療の必要性を生じます。つまり治療終了後も引き続き経過を診ていくことが大切となります。
歯科治療で言う「予防」とは何か起きてから治療を開始するのではなく、何か起こる前に治療を終えてしまおうとするものです。口は毎日のように食物を摂取し、言葉を発し、素敵な笑顔には欠かせない等、最前線で機能している体の器官です。何も症状が無ければ症状が出ないように、何か症状があれば、最小限で食い止めてそれ以上の治療の必要性を生じないようにする。これからは「治療」よりも「予防」です。
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口腔内の病気の多くは虫歯と歯周病です。予防法はどちらも日常の歯ブラシによる清掃ですが同じ様に清掃していても虫歯や歯周病になりやすい方、なりにくい方がいらっしゃいます。それは何故でしょう。虫歯や歯周病の最大の原因は勿論日常の食べカスが磨き残され蓄積されることですが、その蓄積だけで虫歯や歯周病が進行することは実はあまりありません。磨き残された食べカスという最大の要因にプラスしてその方の生活リズム、食生活、左右の噛み癖、体質等の補助因子が絡み、初めて進行していきます。この補助因子の中の体質で皆さんが思いつくのは歯や歯グキの強さだと思いますが実際にはこの強さにあまり個人差はありません。体質で大きく関与しているのが唾液の量と性状です。唾液量が少なく粘性が強いと口腔内環境は一気に悪化します。唾液不足は睡眠中に顕著に見られそれ以外は加齢、ストレス、薬の副作用等で、そして特に多いのが喫煙です。お気軽にご相談ください。
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歯周病とは、歯と歯グキの隙間に食べカスが残ってしまう事により、歯グキが腐り歯が抜け落ちてしまう病気です。もし日常の歯ブラシでこの食べカスを完璧に除去する事が出来れば、歯周病という病気自体の存在を失くしてしまう事が出来ますが、残念ながら歯ブラシは磨くのが上手な方でも全体の6割程度の汚れしか取れません。通常、人の体は少々の外敵くらいなら免疫の力で排除する事が出来ます。しかし、その免疫と言う抵抗力はいくつかの全身疾患で機能が低下してしまいます。そして、それ以外で免疫機能を著しく低下させてしまうのが喫煙です。磨き残された4割の汚れに対して、体は自身の免疫力で歯周病発症に対し抵抗して行きますが、そこに喫煙習慣と言う要素が絡むと歯周病発症、進行は著しく顕著な物となってしまいます。喫煙を止める事は容易ではありません。歯科衛生士による専門的な清掃で数ヶ月に一度は食べカスを0割にしていければ、喫煙による免疫力低下での歯周病発症も防ぐ事が出来ます。
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小児が大人に比べて虫歯になりやすい理由は、小児の歯が大人に比べて幼若で虫歯菌に対する抵抗力が弱い事ですが、もう一つ大きな要因があります。それは小児独特な生活習慣にあります。小児は1回の食事で摂取出来る量が大人に比べて少ないにも関わらず、成長の為に大人より多くのエネルギーを必要とします。その為1回の摂取量が少ない分、習慣的に1日の摂取回数が大人より多くなってしまいます。
歯は再石灰化(歯が硬くなる事)と脱灰(虫歯菌により歯が溶ける事)を1日の中で何回も繰り返しますが、主に食後すぐから脱灰状態に入り、30~40分位かけて自力で再石灰化状態に戻って行きます。つまり飲食回数が多い程、1日の中で脱灰状態が多く長いと言う事になります。
虫歯予防の為には食後の歯ブラシにより虫歯菌を減らす事、さらには飲食時間を短くして飲食回数を3食+間食2回の計5回以内に減らす事が理想とされています。
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なんとなく口が臭っている様に感じる事がありませんか?口臭の原因は大きく分けて4つです。
一つ目は舌の汚れ。舌の表面には細かな凹凸があり言わば芝生の様な状態です。この凹凸の中に食べカスが残り臭いを発します。舌専用ブラシで舌を清掃する事で改善されます。
二つ目は唾液不足。緊張やストレスを感じている時や睡眠中は唾液の分泌が悪くなり口腔内に残っている食べカスが唾液により洗い流される事が無いので臭いが発生します。食後や睡眠前の歯磨きで口腔内の食べカスを出来る限り少なくする事がポイントです。
三つ目は歯垢、四つ目はその歯垢により引き起こされた歯周病です。歯周病による口臭は口腔内に残ってしまった食べカスが腐る事で歯肉や歯を支えている骨までが腐ってしまう腐敗臭です。
日常の歯磨きには限界があり全ての歯垢を取り除く事は不可能です。定期的な歯科衛生士による清掃で歯磨きによる清掃の限界を補う事が口臭予防の近道です。
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一本でも歯を失ってそのまま放置しておくと体には様々な変化が現れます。欠損した横の歯が倒れて来たり、噛み合わせの相手側の歯が伸びてきてしまったり、体は失った部分を勝手に埋めようとしてしまうのです。そうなってしまうと今度はその動いてしまった歯を治療しなければなりません。最悪の場合は抜かなければならない事も。つまり欠損してしまった部位には何らかの形で早急に補修していく事が必要となります。
補修の形は様々ですがブリッジと言われる固定された金属や出し入れが必要な入歯が一般的な方法です。
どちらにも長所短所はありますが、ブリッジは出し入れのわずらわしさや違和感はありませんが歯を削るという欠点が。入歯は歯を削らないですむ反面、違和感や金属のバネが目立つ等の大きな欠点がいくつも。そこで最近歯や体を傷つける事無く、また金属のばねも無く外からは全くわからず違和感も少ない、そんな方法が出来る様になりました。お気軽にご連絡ください。
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虫歯は痛い、しみる等の症状もあり、自ら進んで通院され歯の形を修復するなどの治療をすることが出来ます。それに対して自覚症状が出た時には歯を修復するなどという次元ではなく歯自身を失うことになる病気、それが歯周病です。
歯と歯グキの境目には2ミリ程度の溝があり、そこに毎回の食事の食べカスが蓄積されていきます。食べカスですから時間とともに歯グキの中で腐っていき、その腐った食べカスは次に歯グキを腐らせ歯がグラグラに。ここまでは自覚症状が全くなし。これが歯周病です。
食べカスが腐り始めてから歯グキが腐らずに持ちこたえられるのは3ヵ月が限界です。つまり3ヵ月に1回は歯グキの中の汚れを取らないと歯グキが腐り始めてしまうのです。歯ブラシは磨くのが上手な方でも全体の6割程度の汚れしか取れません。つまりいつも4割の汚れが残ってしまいます。しかも誰にでも磨き癖がありますので、磨き残しは大体同じ場所に。
歯周病予防のためにも3ヵ月に一度は歯科衛生士による専門的な清掃をお勧めします。
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歯科医院で行われる治療の大部分は傷んでしまった部分を取り除き、その部分を補修するという内容がほとんどです。しかし残念ながらご自身の歯に勝る補修物は存在しません。どんなに精度の高い治療でも、どんなに高い治療でも持って生まれた体の組織には勝てないのです。そして、その治療した補修物は一生モノということは一切無く、日々消耗し、とりかえの時期が訪れます。その時期を見過ごしてしまうとさらに大きな治療の必要性を生じます。つまり治療終了後も引き続き経過を診ていくことが大切となります。
歯科治療で言う「予防」とは何か起きてから治療を開始するのではなく、何か起こる前に治療を終えてしまおうとするものです。口は毎日のように食物を摂取し、言葉を発し、素敵な笑顔には欠かせない等、最前線で機能している体の器官です。何も症状が無ければ症状が出ないように、何か症状があれば、最小限で食い止めてそれ以上の治療の必要性を生じないようにする。これからは「治療」よりも「予防」です。