川崎区新川通の「デンタルクリニックK川崎」の齊藤圭理事長は、患者に「正しい治療の知識を持ってもらうことが歯を守るために重要」と話す。
「歯や口が身体の他の部分と同じと考えられない人は、過剰な治療を要求する傾向にあります。皮膚で例えると、擦り傷程度のケガなら手術をせず、傷口を清潔に保って自然に治るのを待つのと同じ。しかし歯の事になると、歯自身の治癒力を生かして治療が進められる場合でも『痛い部分を削りたい・歯の神経をとり、今後痛みを感じなくしたい』という患者さんがいます。正しい知識があれば、ご自身にとって不要・無意味な治療を避けられると思います」
(2019年8月30日号)