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2012年5月 お子さんが虫歯にならない為に

デンタルクリニックK院長齊藤は、
東京新聞TODAYの「すこやか生活情報」に隔月でコラムを連載しています


小児が大人に比べて虫歯になりやすい理由は、小児の歯が大人に比べて幼若で虫歯菌に対する抵抗力が弱い事ですが、もう一つ大きな要因があります。それは小児独特な生活習慣にあります。小児は1回の食事で摂取出来る量が大人に比べて少ないにも関わらず、成長の為に大人より多くのエネルギーを必要とします。その為1回の摂取量が少ない分、習慣的に1日の摂取回数が大人より多くなってしまいます。

 歯は再石灰化(歯が硬くなる事)と脱灰(虫歯菌により歯が溶ける事)1日の中で何回も繰り返しますが、主に食後すぐから脱灰状態に入り、3040分位かけて自力で再石灰化状態に戻って行きます。つまり飲食回数が多い程、1日の中で脱灰状態が多く長いと言う事になります。

 虫歯予防の為には食後の歯ブラシにより虫歯菌を減らす事、さらには飲食時間を短くして飲食回数を3食+間食2回の計5回以内に減らす事が理想とされています。

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